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タロットカードなぜ当たる?怖いほど当たる占いの秘密とは

インターネットでふと見たタロット占いで「3択の中から選んでください」と言われて選んだカードのメッセージが、驚くほど今の自分の状況に当てはまっていてドキッとした…。

そんな経験はありませんか?

「どうして私の気持ちがわかるの?」
「タロットカードはなぜ当たるんだろう?」

そんな不思議な気持ちと同時に、「もしかして、何か心理的なトリックがあるのでは?」「信じても大丈夫なのかな…という疑いや不安も生まれてきますよね。

この記事では、そんなあなたの疑問を解消します。

「タロットカードはなぜ当たるのか」という仕組みを理解すれば、タロットカード占いは決して怪しいものではなく、あなたの人生をより良い方向へ導くための、心強い味方になってくれるはずです。

タロットカードに対する疑問や不安をお持ちの方は、
ぜひ最後までお読みください。

タロットカードはなぜ当たる?その鍵は「深層心理」にある

「タロットカードはなぜ当たるのか?」

その答えは、未来を100%予言する魔法だからではありません。

あなた自身も気づいていない「深層心理(潜在意識)」をカードが鏡のように映し出しているからです。

あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?

「このままでいいのかな…漠然とした将来への不安を誰かに聞いてほしい」
「占いが当たるけど、その仕組みが知りたい。怪しいものではないの?」
「占いにみたい気持ちはあるけど、依存して自分で何も決められなくなるのは怖い」

もし一つでも該当するものがあったとしても、不信感を抱くことはありません。

なぜなら、タロットカードは、あなたの心の奥底にある本当の気持ちや、問題解決のヒントに気づかせてくれる「自己分析ツール」だからです。

『カードをシャッフルし、一枚引く』

その「偶然」の行為は、実はあなたの潜在意識が「今、あなたに必要なメッセージ」を選ばせている、と考えることができます。

占い師は、カードの普遍的な意味「集合的無意識」と、あなたの個人的な状況「潜在意識」を結びつけて解釈を伝えます

つまり、タロット占いは「見えない力に未来を教えてもらう」というよりは、「カードを介して、自分でも知らなかった本当の自分と対話する」作業なのです。

この視点を持つと、占いの結果がより深く理解できるようになりますよ。

そもそもタロットカードとは?

タロットカードは、ランダムな絵が描かれた単なるカードではありません。

一枚一枚の絵柄には、色や数字、描かれた人物やアイテムに至るまで、すべてに象徴的な意味が込められています

タロットの構成を、一本の映画に例えると分かりやすいかもしれません。

ここで、まずはタロットのカードの構成や仕組みについて押さえておきましょう。

タロットカードの構成:大アルカナと小アルカナ

タロットカードは、全部で78枚のカードから構成されるひと組のデッキです。

この78枚は、「大アルカナ」と呼ばれる22枚のカードと、「小アルカナ」と呼ばれる56枚のカードという大きく2つのグループに分けられます。

2つのグループに分かれている理由は、私たちの人生が「大きな運命の流れや精神的な学び」と「日々の具体的な出来事や感情の動き」の両方で構成されているからです。

大アルカナは人生の根幹をなす大きなテーマを、小アルカナは日々の生活における出来事を映し出す役割を担っており、この2つを組み合わせることで、より立体的で多角的なリーディングが可能になるのです。

それぞれのカードについて、詳しく見ていきましょう。

22枚の大アルカナ

大アルカナは、人生の大きな転機、精神的な課題、魂の成長段階、避けては通れない普遍的な出来事などを象徴します。

「アルカナ」とはラテン語で「秘密」を意味し、人生の大きな秘密や真理が描かれています。

カードの例としては、「0. 愚者」「1. 魔術師」「6. 恋人たち」「13. 死神」「21. 世界」など、物語の主人公や重要な登場人物、出来事を表すカードです。

鑑定で大アルカナが多く出た場合、それは「今が人生の重要な局面である」「何か大きな学びや気づきが必要な時期である」という強いメッセージを示唆しています。

56枚の小アルカナ

小アルカナは、大アルカナが示す大きなテーマの中で、人々が経験する具体的な行動、感情、思考、状況などを表します
いわば、私たちの日常生活そのものを描いたカード群です。

 小アルカナは、さらに4つの「スート(組)」に分かれています。

スート(組)意味するもの
ワンド(棒)情熱、意欲、仕事、創造性
カップ(聖杯)愛情、感情、人間関係、直感
ソード(剣)知性、思考、試練、情報、葛藤
ペンタクル(金貨)物質、お金、仕事、健康、現実

各スートは、「エース(1)から10までの数字札」と「ペイジ(小姓)、ナイト(騎士)、クイーン(女王)、キング(王)の4枚の人物札(コートカード)」で構成されています。

大アルカナ「映画全体のテーマやストーリーの大きな流れ(脚本)」を、小アルカナ「登場人物たちの具体的な行動や感情、セリフ」を表します。

この2つが組み合わさることで、あなたの人生という物語がより鮮明に、詳細に読み解けるようになるのです。

神話や昔話が時代や文化を超えて私たちの心に響くのと同じように、タロットの絵柄とストーリーは、私たちの心の奥深くにある「集合的無意識」に直接アクセスし、共鳴します

だからこそ、カードは私たちの深層心理を映し出し、心に響くメッセージを伝えてくれるのです。

もしがタロットに興味を持ったなら、好きなカードの絵柄をじっくり眺めて、「この絵は何を伝えているんだろう?」と考えてみるだけでも面白い発見があるはずです。

その直感的な気づきこそが、あなたの潜在意識からのメッセージかもしれません

タロットカード占いの仕組み

タロットカードは、私たちの意識の構造と深く関係しています。

プロの占い師は、これらの絵柄やストーリーの深い意味を理解し、相談者の状況と照らし合わせることで、的確なリーディングを行っています

偶然引かれたカードの絵柄や象徴的な意味を、相談者の悩みや状況に照らし合わせ、潜在意識からのメッセージとして読み解き、伝えているのです。

私たちの意識は、大きく分けて3つの層で成り立っていると考えられています。

顕在意識普段私たちが自分で「考えている」と認識している意識。
全体の5〜10%と言われる
潜在意識自分では認識していない無意識の領域。過去の経験、感情、本能的な欲求などが蓄積されている。
意識の90〜95%を占めると言われる巨大な領域
集合的無意識 心理学者ユングが提唱した概念。
個人の潜在意識の奥にある、全人類が共通して持つ無意識の領域。
神話や物語の原型(アーキタイプ)が眠っている

タロットカードは、巨大な「潜在意識」や「集合的無意識」にアクセスするためのツールです。

タロットカードを引くという行為は「潜在意識」にアクセスし、そこに眠る情報や感情をカードの絵柄を通じて可視化する作業と言えます。

例えば、恋愛で「彼との関係を進めたい」と顕在意識では思っていても、心の奥底(潜在意識)では「過去の失恋がトラウマで、関係が深まるのが怖い」と感じているかもしれません。

そんな時、タロットは「変化への恐れ」を示すカードを提示します。

それは未来を予言しているのではなく、「あなたの心の中に、こんなブレーキがありますよ」と教えてくれているのです。

タロットカードはなぜ当たる?心理的メカニズムを解明

「タロットが深層心理を映すのはわかったけど、もっと科学的な根拠が知りたい」

そんなあなたのために、ここでは「タロットカードはなぜ当たるのか」を心理学的な観点から解明する3つのメカニズムをご紹介します。

①共時性(シンクロニシティ):偶然の一致に意味を見出す心理

タロットが驚くほど当たる理由の一つに、心理学者カール・グスタフ・ユングが提唱した「共時性(シンクロニシティ)」という現象があります。

これは、「意味のある偶然の一致」を指し、あなたの心の中の状態と偶然引いたカードの内容が不思議とリンクする現象のことです。

タロット占いでは、このシンクロニシティが非常に起こりやすいと言われています。

仕事で大きな壁にぶつかり、「もう限界かもしれない」と悩んでいる時にカードを引いたら、物事の崩壊と再生を意味する「塔」のカードが出たとします。

これは、あなたの心境とカードの意味が偶然一致した「シンクロニシティ」です。

この偶然を「今の状況を一度リセットし、新しい道を模索すべきだというメッセージかもしれない」と意味づけることで、新たな視点を得ることができるのです。

タロットは「意味のある偶然」に気づかせてくれるきっかけを作るツールです。
目の前で起こる偶然をただの偶然で終わらせず、自分へのメッセージとして受け取ることで、問題解決のヒントが見つかるかもしれません

②投影:カードという「鏡」に自分の心を映し出す

タロットが当たるもう一つの理由は、相談者自身がカードの絵柄に、心の中を「投影」しているからです。

タロットカードは、相談者の心をありのままに映し出す「鏡」のような役割を果たします

「投影」とは、自分の中にある感情や欲求、コンプレックスなどを、自分のものではなく、他者や他の物の中にあるかのように無意識に感じてしまう心理作用です。

タロットカードには、さまざまな解釈ができる象徴的な絵柄が描かれています。

だからこそ、私たちは無意識に自分の状況や気持ちをその絵に当てはめて見てしまうのです。

例えば、恋人との関係が順調で幸せを感じている人が「恋人たち」のカードを見れば、「愛と調和」の象徴だと感じるでしょう。

一方で、三角関係に悩んでいる人が同じカードを見れば、「選択」や「葛藤」の象徴だと感じるかもしれません。

同じカードでも、見る人の心理状態によって意味合いが全く変わってきます。
つまり、カードから読み取っているのは、相談者自身の心そのものなのです。

カードを通じて自分自身と対話することで、「本当はこう感じていたんだ」と客観的に自分を見つめ直すことができます

③【自己成就予言】信じることで現実になる力

タロット占いが「当たる」と感じる理由として、「自己成就予言(じこじょうじゅよげん)」という心理作用が挙げられます。

占いの結果を信じて行動することで、その通りの現実を自ら引き寄せてしまう現象のことです。

つまり、タロットは「未来を当てる」だけでなく、「未来を創る」きっかけを与えているのです。

では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

これは、アメリカの社会学者ロバート・キング・マートンが提唱した理論で、「人々がある状況を『本当だ』と定義すれば、たとえ当初はそうでなくても、その定義が結果として本物の状況を作り出す」と説明されています。

つまり、人の「信念」が「行動」を変え、その「行動」が「結果」を変えるのです

最後に

タロットカードの個人鑑定では、得られない深い洞察の価値が得られ、自分自身の状況に合わせた、オーダーメイドのアドバイスは人生を好転させるきっかけになります

優れたリーディング能力を持つ占い師は、あなた自身も気づいていない可能性の扉を開けてくれます。

「彼との関係、本当にこのままでいいのかな…」
「今の仕事を続けていくべきか、新しい道を探すべきか…」

もしあなたが今、一人で答えの出ない悩みを抱えているのなら、一度信頼できるプロの占い師による本格的なタロット鑑定を試してみませんか?

当サイトでは、豊富な経験と高いリーディング能力、相談者に寄り添い、あなたの潜在意識からのメッセージを丁寧に読み解き、具体的で実践的なアドバイスをいたします

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